■ 後書きというよりトーク


22話で、きっぱりとどめを刺されました。
「おまえもそうだ、ラウル!」 「フリップ、おまえ…」 のやりとりがもうなんとも…。
もともと、かわいい愛弟子が脅迫されてるのに17話時点まで気づかないラウル師範ってのもおかしいっていうか、ネスがフリップさまに足蹴にされてるところを見ても全然驚いてなかったっていうか、……きっとあの二人は兄弟弟子の昔なじみで、ラウル師範は愛弟子と弟弟子の間で迷いつつ深くは追求しないできたんだ、そうに違いない! とこのシーンで勝手に私は盛り上がっていたのですが(笑) ………ほんとにそうだったんですか!

同じ兄弟弟子で成り上がりで。マグナは、ある意味召喚師として認められることに意味を見いだしてなくて、しかもやたら大らかな性格で、あんな健全に育っちゃったわけですが。同じ環境で歪んでしまったフリップさまが単に弱かったのだとは思いたくないし、むしろこっちが人並みの反応だというか。特別な力がほしいとか必要とされたいとか、誰にでもある願望だと思うんですが(後者についてはマグナや1主人公も)。そう考え出すと、支え合って生きているネスとマグナの一方で、この二人のすれ違いが切ないなあと。

ちなみに今一番恐れているのは、先日発売のサモンナイトコレクション(未入手)にてラウル師範とフリップさま、兄弟関係逆でしたとかいう事実が公表されてたら…あああ。いやでも、師範の方がかなり年上に見えるんですけど。

(後日加筆)
サモナイコレクション入手。…………それどころじゃありませんでした。ああ、もう修正効かないからこれはこれでしょうがない… ……あのまま終わっていたほうが、きれいだったんでしょうけど。見苦しくても今さらでも、一度あそこまで行ってしまったからこそ、もうずっと前に師範が諦めてあいまいに距離を保ってきてしまった関係を、やり直すことができるのじゃないかとも思うのです。でなければ救われたことこそが、あまりに救われなさすぎますから。


back